独自開発の有機性廃棄物再資源化システム<バイオリアクター>をご紹介
■ プロダクトデザイン正城 ■
循環型経済(サーキュラーエコノミー)とは、従来の「Take(資源を採掘して)」「Make(作って)」「Waste(捨てる)」というリニア(直線)型経済システムで「廃棄」されていた製品や原材料などを新たな「資源」と捉え、
廃棄物を出すことなく資源を循環させる経済の仕組みのことを指します。
プロダクトデザイン正城は、独自開発の有機性廃棄物再資源化システム<バイオリアクター>による食品リサイクル堆肥の製造により、サーキュラーエコノミーの実現に貢献します。
バイオリアクターは有機物高速発酵装置です。有機性の廃棄物は放置すると悪玉菌になりますが、
バイオリアクターで悪玉菌を処理することで廃棄物は善玉菌へと変化します。処理された有機性廃棄物は堆肥、肥料、飼料、土壌改良剤として生まれ変わり、資源となります。
この成果物を使うことにより、農薬や化学肥料を減らし、安心、安全な農作物を作れます。飼料や家畜の副資材として使用することにより、家畜の臭いの抑制や食肉の高品質化にもつながります。
また、この菌を増やすことで、水の浄化も可能です。
バイオリアクターは未来の地球環境へ貢献する人類の将来に無くてはならないシステムです。
バイオリヴァース(Bio Rebirth・生物を蘇らせる)は土着菌など天然の菌を複数集め弊社独自の製法で培養した自然な複合菌です。
バイオリヴァースを効率よく活動させる装置が バイオリアクター(Bio Reactor・生物を科学反応させる装置)です。
各機種の1回の投入量がバイオリヴァースで1度に処理する目安です。 1回目を投入し3時間~5時間で2回目を投入する事が出来ます。 2回の投入で予想できる処理量を1日の処理量としていますが処理の早い物は1日3回投入する事が出来ます。 夜間は乾燥を行い菌の健康管理を行います。
処理量/日 | サイズ | 処理槽容量 | 1回の投入量 | 電気使用量/日 | 電気料金/日 | |
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Bio Reactor mini5 | 10kg | 1000×650×850mm | 32l | 5kg | 3.08kWh | 47円 |
Bio Reactor mini10 | 30kg | 800×510×780mm | 69l | 10kg | 3.76kWh | 56円 |
PD-MN1 | 100kg | 1500×1200×2000mm | 392l | 50kg | 38.8kWh | 582円 |
PD-MN50 | 500kg | 2700×1400×2300mm | 1696l | 250kg | 194.9kWh | 2926円 |
PD-MN1 | 1000kg | 3200×1600×3500mm | 3078l | 500kg | 304.7kWh | 4573円 |
バイオリヴァースによる培養開発は2019年4月より始め、生ごみや鶏糞、牛糞、刈芝などの実験、実証を自ら確認してきました。
その一部を掲載いたします。
ゴルフ場の刈芝、残留農薬が無いかの試験
刈芝の農薬成分は200項目において分析を行いました。 結果グリーンの芝からジチオピル(除草剤)1種0.05mgが微量に検出されました。 これはグリーンの芝に除草剤が使用されていた為と考えます。 重金属については「農林水産省」の基準値をすべてクリアしています。
刈芝を処理した物をベース使用し牛糞成果物の肥料成分を検証する。 (安全を考慮し、グリーンの芝は未使用) 肥料成分は「全国農業協同組合中央会」の推奨基準を上回ってます。 さらに処理時の牛糞に対する芝成果物は10%の配合割合
日本では年間一人当たり51Kgの食品ロスを出しているといわれます。 (消費者庁 平成30年度)一人当たり1日500gとなります。
これは1年間に646万トン、毎日大型(10トン)トラック1,770台分を廃棄しています。その経費は年間約2兆円になります。
その処理方法は焼却であり、出来た灰は埋め立てられます。 つまり、お金かけて環境破壊を行っているのです。 バイオリアクターを使えば環境にも良く、廃棄物を有価物に蘇らせます。
言い換えると、お金かけて環境破壊を行っていたのに、それが売れる物になります。 これまで沢山の生ごみ処理機が世に出ていますが、普及しない理由に性能はもちろん、価格が市場に適合していない、と、感じています。
可能な限りシンプルな作りで安価な物、性能は培養技術で優れた菌を育てました。 意の有る所をご理解頂き、是非とも試して頂けたらと願っています。